陰部の痒みとアトピー性皮膚炎

額や目の周り・首の前面側面・鎖骨・肩・胸・肋骨下縁・背腰腹・肘・膝・手指が、赤く熱を持ち腫れ表面は黄色く湿っている。

脈診の結果は肝経湿熱。

「陰部の痒みはありませんか?」

「とても痒くて我慢できません。病院でステロイドをもらっていますが、デリケートな部分なので使うのに抵抗があって・・・。」

「オリモノのにおいは気になりませんか?」

「言いにくいので病院では話しませんでしたが、強いにおいがします。」

大腿部内側は、赤みと隆起と乾燥と湿気が混在している。

もともと胃腸が弱いため、湿困脾胃→脾胃湿熱→肝経湿熱の順に進行し、アトピー性皮膚炎が全身に広がってしまった。

病態が進行し、また三つの病態が重なり、とても苦しい状態だ。

「食材にはとても気を付けています。添加物や農薬、放射能もです。下着や生理用品も、全ての物を気を付けているつもりです。」

添加物や農薬、放射能も気になるだろうが、旬の力の強い食材を選んだ方が肌を良くする。

そしてこの方に最も大切なのは調理法で、同じ食材でも確実に血に変え、良質の血は熱を冷まし隆起を沈め乾燥を潤わせ痒みを止める。

食材が血に変わることは湿(未消化物)が生まれないことなので、滲出液は消える。

熱と湿が無くなれば、陰部の痒みとオリモノの問題は無くなる。

脈診からこの流れを読み取り、治療と養生を進める。

これが東洋医学である。

匿名で質問をしてくる西洋薬を使う皮膚科医や、エキス剤しか使わない漢方専門医には伝わらない話だ。